2015年より小山薫堂が提唱、「入浴」の精神と様式を突き詰めることで完成するあらたな「道」。京都大徳寺真珠庵第27世住職の山田宗正氏から「湯道温心」という言葉を賜り、拓かれた。「湯」に向かう心の姿勢=「感謝の念を抱く」「慮る心を培う」「自己を磨く」という三つの精神を核とし、日本の入浴文化を世界に発信すると共に、「湯道具」として様々な工芸品を使用することで国内の職人たちが持つ技や伝統を保護、継承していく事を目的としている。国内外問わず、「湯道」にまつわる展示会や講演を行い、積極的に啓蒙活動を続ける他、小山自らが足を運び湯道にふさわしい銭湯・温泉等を紹介する「小山薫堂の湯道百選」を雑誌「Pen」にて連載(「湯道百選」サイト:yu-do100.jp)。
最近では一般社団法人として湯道文化振興会を設立し、その活動を本格化している。